LINE広告っていいの?

マーケティング

2016年6月からリリースしたLINEの運用型広告であるLINE広告(旧:LINE Ads Platform)も既にサービス開始から6年目に突入しようとしてます。

これまで多様な機能が追加されたり、配信システムを大幅にリニューアルしたりとさまざまなアップデートがありました。

この記事をきっかけに、まだ活用したことがない方はLINE広告をより詳しく知っていただければと思います。

また、既に活用している方も基礎知識の振り返りになればと思います。

LINEとは

既にご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、「LINE」は日本最大のMAU(月間利用者数)8,300万人を誇るコミュニケーションアプリです。

1対1の個人でのトークやグループトーク、無料通話といったコミュニケーション機能の他にも、LINE NEWSやLINE Pay、LINEマンガなど多種多様なサービスを提供しております。

多機能面と利用者数の多さからも分かるように、今では欠かすことのできない生活基盤の1つになっているSNSだと言えます。

LINE広告の主な配信面

LINE広告はタイムラインの面以外にも、 LINEマンガやLINE NEWSなどLINEが提供している多様なサービスの面にも配信することが可能です。

また、2019年8月以降、4,600万MAUにリーチできるアドネットワーク「LINE広告ネットワーク」が開始し、「クックパッド」や「C CHANNEL」「ウェザーニュース」といったLINE外部のメディアへの広告配信もできるようになりました。

これにより、今まで以上の幅広い利用者へのアプローチが可能となりました。

では、上記事項を踏まえ、LINE広告の主な配信面をご覧ください。

LINE NEWS

MAU6,800万人超(2019年7月時点)と高いアクティブユーザーが特徴のLINE NEWS。

LINEアプリ内の「ニュースタブ」のトップページや記事一覧ページに加え、306媒体(2019年8月時点)にもなるアカウントメディアの記事一覧ページに広告配信することが可能です。新製品の公開情報など、情報の発信に迅速さが求められる内容が適している掲載面です 

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークは、MAU4,600万人にリーチできるモバイルアドネットワークです。当初、LINEアプリ内への配信しかできませんでしたが、 2019年8月のサービスローンチによって、外部アプリメディアへの配信ができるようになりました。
「クックパッド」や「TRILL」といった日々の生活に役立つライフスタイルアプリや、「マンガワン」「Lobi」といったエンターテインメントアプリまで、多彩なジャンルのメディアをカバーしており、LINEが取り扱うことのできる莫大なデータを活かした精密度の高いターゲティング配信が可能です。

上記の3つの他にも、LINE広告には多くの配信面が存在します。

  • タイムライン
  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINEポイント
  • LINEショッピング

これらの各配信面ごとの特徴を知っていき、配信面に適切なクリエイティブの作成を意識しましょう。

LINE広告の主な配信機能

LINE広告には、ターゲットや用途に応じて使い分けができるように、多彩な配信機能が用意されています。多種多様な配信機能の中で特に特徴的な機能を何点かご説明します。

デモグラフィックデータ配信

性別、年齢、地域、興味関心など、ユーザーの属性情報によってターゲットを選別して配信できます。広告効果の高いユーザーにクローズアップし、配信することがセオリーです。プロモーションのターゲットとなるユーザーの属性や関心を予測し、配信ターゲティングすることで、アクションにつながりやすいユーザーを特定化し、広告を表示させることができます。そのため、コストパフォーマンスの高い配信が可能となります。

また、現在ではエリアを指定した地点から半径で指定することも可能となりました。この結果、例えば小売店などの実店舗での配信に有効利用できるというメリットが加わりました。

オーディエンス配信

配信のセグメントをユーザーの情報を基準として行います。
例えば、商品購入済みのユーザーに広告を再表示(リターケティング)させたり、LINE公式アカウントの友だちに広告を配信したりすることが可能になります。また、オーディエンスの作成は上部メニューの「オーディエンス」から作ることが可能です。

各オーディエンスの詳細は下記の通りです。

オーディエンス名詳細
ウェブトラフィックオーディエンスサイト訪問や購入済みなどウェブサイトの行動履歴を基準に作成可能(リマーケティング)
モバイルアプリオーディエンス初回起動やアプリ内課金などアプリ内のイベントを基準に作成可能
IDFA/AAIDアップロードIDFA/AAIDといった広告IDをアップロードすることで作成可能
電話番号アップロード電話番号のデータをアップロードすることで作成可能
メールアドレスアップロードメールアドレスのデータをアップロードすることで作成可能
LINE公式アカウントの友だちオーディエンスLINE公式アカウントの友だちを基準に「有効友だち」と「ブロック中の友だち」で作成可能
類似オーディエンスオーディエンスターゲティングを基準に1〜15%の範囲で作成可能
動画視聴オーディエンス動画広告を一定時間、または最後まで視聴したユーザーをもとに作成可能

Cost Per Friends(CPF)

LINE公式アカウントの友だちを追加するごとに課金するシステムです。広告が閲覧されただけでは課金されず、あくまで、友だち追加という作業の発生により課金されるシステムのため少額からでもスタートしやすい広告です。ユーザーが積極的に登録するため、より関心や興味がある友だちを取得することができます

友だちオーディエンス配信

上記にまとめたオーディエンス配信の中から友だちオーディエンス配信をピックアップしてご説明します。こちらは、LINE公式アカウントの友だちを基準にオーディエンスを作成し、そのオーディエンスへ配信する方法です。特徴として、このオーディエンスは「ターゲットリーチ(ブロックされていない友だち)」と「ブロック中の友だち」の2種類を作成することが可能です。また、このオーディエンスを基準に類似オーディエンスも作成することができます。既に顧客となっているユーザーと類似している未接触のユーザーに対する広告配信を行えるため、新規顧客の獲得に効果的です。

LINE広告にはご紹介した他にも

  • 類似配信
  • リエンゲージメント配信
  • 自動最適化配信
  • 予約型広告


など多種多様な機能があるため、機能の特徴やメリットを理解してターゲットユーザーに応じて使い分けを行うようにしましょう。

LINE広告のメリット

ここまではLINE広告の機能面をご説明してきました。上記の通り、多くの掲載面と多彩な機能もLINE広告のメリットですが、これらの中でも格段にメリットだと感じられる点を抜粋してご説明します。

LINE使用ユーザーのアクティブ率が高い

国内のMAUはなんと8,400万人以上。

この人数は、日本人口の66%以上の人数です。

画像引用元:2020年1-6月期 媒体資料 LINE Business Guide 2020年1月-6月期

冒頭にも紹介しましたが、LINEはユーザーのアクティブ率がとても高い媒体です。MAUは8,300万人と日本人口の65%以上が使用していることになります。これだけ多人数のユーザーにアプローチできるという点は、LINE広告を配信する大きなメリットでしょう。また、この数値をその他国内主要SNSと比較しても圧倒的に高い数値であることから、人々がLINEというコミュニケーションアプリをいかに使用しているかが読み取れます。

他サービスではアプローチできない新規層にもアプローチを行うことが可能

国内8,400万人以上のMAUを基本にしているため、使用率が高いだけでなく、LINE単独でリーチ可能なユーザーが多く存在しています

LINEは使用率が高いという点だけではなく、LINE単独でリーチ可能なユーザーが多く存在しております。統計結果によると、TwitterとFacebookを合わせた利用ユーザーのうち、39.9%はLINEでしかアプローチできないユーザーであるというデータも出ています。アプローチできていない新規ユーザーにアプローチが可能という点は大きなメリットでしょう。

CPFで公式アカウントの友だちを増やすことができる

配信機能でもご説明しましたが、LINE広告ではCPF配信を使用することでLINE公式アカウントの友だちを増やすことができます。CPFではロイヤリティの高い友だちの獲得を実行できます。CPFがリリースされる以前は、無料のLINEスタンプを引き換えにした友だち獲得施策が大半となっていました。しかし、この施策ではスタンプをダウンロードしたユーザーがすぐにアカウントをブロックしてしまうというデメリットがありました。(実際私もスタンプ取得した後、よくブロックしていました…)

CPFではこういったインセンティブ無しでユーザーにアプローチすることができます。純粋に友だちになりたいと感じたユーザーに対してアプローチを行うため、高確率でロイヤリティの高いユーザーを獲得できるでしょう。

注意事項

先ほどはメリットのみをご説明しましたが、LINE広告には注意点もあります。
まず、掲載ができない商材が多いという点です。

画像引用元:2020年1-6月期 媒体資料 LINE Business Guide 2020年1月-6月期

他の媒体と比較すると、LINE広告には掲載不可の商材がわずかに多いという印象があります。アカウントを開設した際に、商材に対して掲載可能か否かの審査が入るため、事前確認をしておくことが必須です。しかし裏を返して言えば、審査が厳しいがために広告の質が保証され、安心してLINEを使用できるとも言えるでしょう。

まとめ

LINE広告リリース当初はターゲティングもアバウトにしか設定ができませんでしたが、少しずつターゲティングの域も広がり、多様な配信機能も追加され、今後の展開にも期待が高まる媒体です。媒体のリーチ力は、非常に大きいため新規顧客の獲得を計画されている方はLINE広告の配信の導入をお考えいただければと思います。

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